ドメイン取得の手引きHOME>>

ドメイン取得の手引き-3ページ目-

 独自ドメインを取得したら、ドメインネームサーバーの設定をします。

 ドメインネームサーバーとは、ドメイン名をIPアドレスに変換するコンピューターです。
 「さっぱり分からん」という声が聞こえてきそうです。私も詳しくは分かりません。

 ネット上の全てのサーバー(コンピューター)は固有のIPアドレスを持っています。IPアドレスは、0~255までの数字を4つ組み合わせた物です。たとえば「231.6.165.12」というようにです。
 ドメインは簡単に言えばインターネット上の住所と説明しましたが、本当はこのIPアドレスこそが正式な住所なのです。しかし、IPアドレスは単なる数字の羅列なので人には覚えにくいため、ドメインという文字列を使っているのです。
 ドメインネームサーバーはこのドメインはこのIPアドレスに対応しているという情報を持っていて、ドメインを投げるとIPアドレスを返すということを行っているのです。

 ドメインネームサーバーの設定というのは新規で取得したドメインと利用するサーバーのIPアドレスがセットですよという設定をするということです。

 理屈はともかく、設定自体は全く難しくありません。

 最初に、レンタルサーバーに取得したドメインを設定します。レンタルサーバーの管理画面に「ドメイン設定」等のメニューがあると思いますので、そこに取得したドメインを追加します。(ドメインの設定方法は、レンタルサーバーによって違いますので、ヘルプ等を確認して下さい。)

 次に、レンタルサーバーのドメインネームサーバー名を確認します。レンタルサーバーの管理画面やヘルプのページにネームサーバーの設定の仕方があると思います。そこに指定のネームサーバ名があります。「プライマリネームサーバー」と「セカンダリネームサーバー」または「ネームサーバー1」と「ネームサーバー2」というように二つサーバー名があると思います。これを二つとも控えます。

 最後にドメインを取得したほう(レジストラ)の管理画面で「ネームサーバーの設定」という項目を開きそこに先ほど控えたサーバー名を入力します。

 これでドメインネームサーバーの設定は終わりです。

 ただし、この設定が反映されるまで数時間から数日掛かりますので、あせらずにお待ち下さい。

 設定が反映されれば、ブラウザのアドレスバーに「http://www.独自ドメイン/」(www.は省略する場合もあります)と入力すれば貴方のホームページが表示されます。(もちろんホームページをサーバーにUPしていたらですよ。)



 レンタルサーバーを契約して、独自ドメインを取得しました。サーバーのドメイン設定、ドメインネームサーバーの設定も終わりました。

 次は、独自ドメインを使ってメールアドレスを作りましょう。
 メールアドレスを作るとはどういうことかというと、貴方が取得したドメインが「abcd.com」だとすると、「○○○○@abcd.com」というように「@」(アットマーク)の前の文字列を貴方の好きなものでメールアドレスを設定し、使うことが出来ます。

 レンタルサーバーの仕様にもよりますが、大体10個~無制限に、独自ドメインを使ってメールアドレスを作ることが出来ます。

 作り方は簡単です。レンタルサーバーの管理画面にログインすると「メール設定」などのメールに関する設定をするメニューがあります。そこに、「メールアドレスの追加」とか「メールアカウントの追加」というような項目がありますので、お好きなメールアドレスとパスワードを設定するだけです。
 サーバーによって設定の仕方が若干違いますので、詳しくは契約したレンタルサーバーのヘルプなどを参考にしてください。

 メールアドレスの設定をしたら、新しく作ったアドレスで、お使いのメールソフトの設定をすれば、完全に貴方オリジナルのメールアドレスが使えるようになります。



 ドメインはトップレベルドメインごとに「レジストリ」と呼ばれる認定されたひとつの組織が管理しています。
 独自ドメインを取得した場合そのデータはレジストリに登録されることになりますが、直接レジストリに取得を申請するわけではありません。

 レジストリとユーザーの間に、ドメインの取得・管理を受け付ける会社があります。「ムームードメイン 」「お名前.com」「スタードメイン」などです。これを「レジストラ」と呼びます。
 レジストラはレジストリと契約しドメインの取得受け付けを行っています。

 なんか難しい気がしますが、そんなもんか程度の認識でかまいません。貴方がレンタルサーバーを契約し、そこで同時に独自ドメインを取得するサービスがあったとしたら、そのレンタルサーバー会社がレジストラとしてレジストリと契約しているということです。

 独自ドメインは「レジストリ」とか「レジストラ」を知らなくても取得できます。私も独自ドメインを取得してしばらく経ってからこれらの言葉を知ったくらいですから・・・。



 独自ドメインを取得し、レンタルサーバーを借りてホームページやブログの運営を始めました。以降独自ドメインの管理はどうすればいいのでしょうか。

 結論から言えば、ドメインの管理は全く意識する必要はありません。ドメインを取得して、サーバーの設定とドメインネームサーバーの設定をしてしまえば、あとは「管理」という意味では何もすることはありません。
 レジストリ・レジストラが、契約期間内は貴方のドメインを貴方のものとしてしっかり管理してくれますので、ほっておくだけでいいのです。

 ただ、ひとつだけ注意を。「契約期間内は」という点です。

 ほとんどの人が一年間の契約でドメインを取得したと思います。一年契約なら(当たり前ですが)ドメインを取得して一年経つと契約が切れてしまいます。契約が切れるとそのドメインはまたフリーの状態になり、誰でも取得できるようになります。つまり貴方のものではなくなってしまいます。

 ほっておけばいいと言いましたが、契約の更新だけは忘れずにしましょう。契約期間の終了が近づいてくるとドメインを取得したレジストラから案内が来るはずですので、そのドメインを継続して使いたいのであれば、その段階ですぐに契約更新の手続きをしてしまうのがベストです。



 独自ドメインを取得するのに掛かる費用はどのくらいでしょう。「結構高いんじゃないの」と思われる方もいるでしょう。私もそう思っていました。

 ところが、実際に独自ドメインを取得しようと思い立ち、調べてみて本当にビックリしました。思っていた以上に安かったのです。

 ドメインの値段はトップレベルドメインの種類によって違います。また、レジストラによって同じドメインでも値段は違います。
 私個人としては、値段が安いレジストラはサービス内容が悪いというようなことを感じたことはありませんので、使いたいドメインが安く取得できるところを探して取得するのが良いと思います。

 独自ドメイン取得に掛かる費用は、取得費用と維持費に分けられますが、はっきり言ってそんな内訳はどうでもいいくらい安いと思います。

 ちなみに私は「ムームードメイン」というレジストラでドメインを取得しましたが、そこでの価格を少し参考までに紹介します(消費税抜、一年間契約の場合。支払い方法によっては別途手数料がかかることもあります。)

 「.us」・・・・・・・・・・・・・・ 580円!
 「.com」「.net」など・・・・・ 920円
 「.info」「.org」など・・・・・・ 990円
 「.mobi」・・・・・・・・・・・・・・ 1,980円
 「.jp」・・・・・・・・・・・・・・・ 2,840円

 話題の地理的名称ドメイン「.nagoya」「.tokyo」「.yokohama」も920円です!

 安いと思いませんか。一年間で千円かからないで独自ドメインを取得・維持できるんです。

 また、ほとんどのレジストラが割と頻繁に取得費用の割引キャンペーンをおこないます。キャンペーン期間中に新規でドメインを取得すると、最初の一年は半額以下なんてこともざらにありますので、ぜひ積極的に利用しましょう。




« 前のページ 1  2  3  4  5  6  7  8

スポンサードリンク