ドメイン取得の手引きHOME>>

ドメイン取得の手引き-4ページ目-

 サブドメインとは、一言で言えばドメインをさらに小さく分けたドメインのことです。

 どういうことかを当サイトを例にして説明します。
 このサイトのURLは「http://domain.hassin.info/」です。このうち「hassin.info」が私が取得した独自ドメインです。
 そして、「domain」の部分がサブドメインです。

 サーバーにもよりますが、このように「○○○○.独自ドメイン」という形のサブドメインをいくつも作ることが出来ます。

 つまり、ひとつの独自ドメインを取得すれば複数のサイトにそれぞれのサブドメインを割り当てて運営することが出来ます。
 例えば自動車に関するサイトを「car.hassin.info」、音楽に関するサイトを「music.hassin.info」などのように関連した文字列でサブドメインを作って使用すれば覚えやすいですよね。

 サーバーによってはひとつの独自ドメインで使えるサブドメインの数に制限があるところと無制限のところがありますので、レンタルサーバーを選ぶ際にチェックしておきましょう。

ロリポップ!レンタルサーバー

 マルチドメイン(バーチャルドメインとも言います)という言葉を聞いたことがありますか?
 私はわりと最近まで知りませんでしたが、現在はマルチドメインで複数のサイトを運営しています。実際、ものすごく便利でお得な機能ですので、複数の独自ドメインを取得して複数のサイトを運営しようと考えている方にはお勧めです。

 マルチドメインというのは、レンタルサーバー会社の提供するサービスで、複数のドメインをひとつのサーバーで運用できるというものです。

 例えば、「abcd.com」と「efjk.jp」という二つのドメインを取得して、二つのサイトを作ろうとした場合、マルチドメインでなければレンタルサーバーも二つ契約しなければなりません。
 ところが、マルチドメイン対応のレンタルサーバーであれば、ひとつの契約で複数のドメインを使うことが出来るので、レンタルサーバー代が節約できます。

 最近のレンタルサーバーは低価格でもそれなりの容量がありますので、マルチドメインを使えるレンタルサーバーであれば、ひとつのレンタルサーバーで全く違うURLのサイトをいくつも運営できてしまうのです。



 日本語ドメインとは、セカンドレベルドメインに2バイト文字を使えるようにしたもので、正確には「多言語ドメイン」と呼んだほうが良いかもしれません。

 本来はドメインには半角の英数字(1バイト文字)しか使えませんでしたが、漢字やひらがななどの2バイト文字、つまり日本語や中国語、韓国語などをそのままドメインとして使える様になりました。

 「日本.com」とか「東京.jp」というようなドメインを取得して使えるようになったということです。

 ただし、現在最も利用者が多いブラウザのインターネットエクスプローラー(IE)6は、デフォルトではこの日本語ドメインに対応していないので、専用のプラグインを入れない限りアドレスバーに直接日本語ドメインを入力してもサイトを表示することは出来ません。
 プラグインを入れている人がどれだけいるか分かりませんが、現段階では少しリスクがあると思います。

 IE7は日本語ドメインに対応していますので、IE7が普及すれば日本語ドメインの普及も加速するかもしれません。

 また、Firefox、Opera、Safariなどのブラウザも日本語ドメインに対応しています。



 独自ドメインの利点のひとつとしてサーバーの移転が楽だという話をしました。
 もちろん、ドメインはそのままでサーバーの移転ができます。

 では実際にサーバーを移転する際にどうしたら良いかを説明いたします。

 まず、移転先のレンタルサーバーを契約します。この際に現在のレンタルサーバーはまだ解約しないで下さい。

 移転先のレンタルサーバーとの契約が終わって設定完了のメールが来たら、マニュアルにしたがって独自ドメインの設定をします。
 この時点では、元のサーバー・移転先のサーバー共に同じドメインが設定されていることになります。

 移転先のサーバーでのドメイン設定が終わったら、元のサーバーで公開していたホームページを移転先のサーバーにアップロードします。元のサーバーにアップしているホームページは削除しないでそのままにしておいて下さい。

 メールアドレスも同様に今まで使っていたのと同じアドレスで移転先のレンタルサーバーでアカウントを設定してください。こちらも元のサーバーの設定はいじらずにそのままにしておきます。

 移転先のレンタルサーバーでのドメイン設定、ホームページのアップロード、メールアカウントの設定が終わったら、ドメインネームサーバーの設定を変更します。
 移転先のレンタルサーバーのネームサーバー名を確認し、レジストラのドメインネームサーバーの設定を移転先のサーバーのものに変更します。

 以上でサーバー移転の手続きは完了しました。後はある程度の時間を掛けて徐々にサーバーが移転していきます。
 ネームサーバーは変更してもすぐに反映されず、徐々に世界中のサーバーに浸透していきます。この期間は同じドメインにアクセスしても、元のサーバー上のホームページが表示されたり、新しいサーバーのホームページが表示されたりします。
 全てのサーバーにドメインネームサーバーの変更が反映されて、サーバーの移転は完了です。

 メールアドレスを独自ドメインで利用している場合は、サーバーの移転が完了するまでは、メールソフトで二つアカウントを設定しておく必要があります。
 同じメールアドレスで、元のサーバーと移転先のサーバーの両方に届くメールを受信できるようにしておいて下さい。移行期間中は同じメールアドレスに送っても両方のサーバーのどちらかに届くという状態になるからです。

 この期間は元のレンタルサーバーと新しいレンタルサーバーの両方と契約していることが必要です。

 どのくらい掛かるかはなんともいえませんが、私の場合は2ヵ月ほどそのままにしておきました。感じとしては、1~2週間ほどで完了しているようでしたが、一応保険をかけるつもりで長めにしました。

 以上の方法でレンタルサーバーの移転を行えば、検索エンジンの登録を変更する必要もないし、相互リンク先にURL変更の依頼をする必要もないし、メールアドレスの変更通知を出す必要もありません。
 さらに、ページランクも変わりません。SEO的にもノーリスクです。

 レンタルサーバーによって若干手順が変わるかもしれませんので、元のレンタルサーバー、移転先のレンタルサーバーのマニュアルやヘルプをよく読んで行うことをお勧めします。



 「ドメイン取得その1~ドメインを考える」で誰かが取得済みのドメインは取得できないということを説明いたしました。

 でも、とにかく希望のセカンドレベルドメインが欲しい!という方もいると思います。そういう方は新しいトップレベルドメインを狙いましょう。新しければ新しいほどセカンドレベルドメインの空きが多いからです。

 時期はまだ確定していませんが、今年(2007年)末までには新規に「.asia」(ドットアジア、ドットエイジア)ドメインの取得が出来るようになりそうですので、狙い目ですよ。



« 前のページ 1  2  3  4  5  6  7  8

スポンサードリンク